第5回投稿

みなさんこんにちは、イルカ兄さんです。いつもこの場をお借りして、ブログで保護司や更生保護に関する情報を発信しています。今回は、我々尼崎BBS会の活動と今後の展望について、もう少し深堀りしてお伝えしたいなと思います。そもそもBBSとは、兄や姉のような身近な存在として少年の自立を支援する「ともだち活動」等を行う青年ボランティア団体です。

BBSの更生保護活動と社会的孤立予防

昨今では、犯罪件数が減少傾向にあって、こういった更生保護活動と並行して、別の視点からの社会支援が必要になってきていると言われています。我々の更生保護活動では、従来の営みと並行して、様々な困難な環境から社会的に孤立して非行に至ってしまう若者を少しでも減らすための、孤立予防の社会活動に携わっています。そこで、BBS団体として、尼崎市内で若者の居場所づくり活動に取り組んでいる団体と協力し、孤立防止の取り組みの大切さも日々発信するようになっています。また、そういった団体にも、我々BBSの貢献活動の魅力を伝えて、理解を得なければなりません。しかし、同じ地域の課題の解決に向かう仲間たちはすぐに見つかりました。行動してみるものですね!積極的に地域課題の解決に取り組んでいる「一般社団法人えんぐらぶ」のスタッフの方と繋がることができました。

地域に根ざした活動団体に情報発信をして、方向性をすり合わせる

「一般社団法人enGrabさん」には、積極的に地域課題の対処に当たっているスタッフの方々がたくさんいらっしゃいます。具体的には、尼崎市内にある塚口南地域学習館で、「アマたまカフェ」を運営し、中高生に居場所を提供する活動をされています。

我々BBSとの共通の考えとしては、若者が将来的に社会を信用できる機会を提供したいということです。言い換えると、「社会を信頼して頼る経験」をしてもらいたいということです。社会への信頼がなければ、それが若者の非行の理由になったり、孤立をさせてしまう原因になったりしてしまいます。そういった人々が困ったときに、「そういえば昔関わりがあったあそこに相談してみよう」と思ってくれるような場所や機会を提供したいということで意気投合しました。

行動開始

先日第一弾として、BBS×アマたまカフェで啓発活動を行いました。阪神尼崎駅前にある三和本通商店街にて、青年会議所主催で開催されたあまこいフェスタで、ご一緒させていただきました。(詳細はこちらの新着情報からご確認ください!)目的は、ブース出店で事業内容を紹介し、一人でも多くの人に存在を知ってもらうことです。こういった社会貢献活動は、広報が難しいと言われがちですが、逆に言えばしっかり情報発信ができれば、より多くの人のためになる可能性が、ぐんとあがります。

効果アリ

ブースに来てくれた子どもたちとカードゲームなどで遊び、名前だけでも覚えてもらったかな〜と思います。計84名もの方に来ていただき、多くの子育て世代の方々から居場所づくりの意義にご理解をいただくことができたと思います。もちろん、他にも出店していた方にも興味を持ってもらいましたし、青年会議所や市議会議員の方々とも繋がることができました。

今後のBBS

昨今ではコロナ関連の規制が緩くなりつつありますが、日々の情報を冷静に吟味し判断していく必要があります。しかし、2020年の春の初期段階の頃と比べると、ウイルスの実態がだいぶつかめている事もあり、これからも従うべきルールや常識が目まぐるしく変化していくのではないかと考えられます。2022年から尼崎BBSは、今まで行ってきた友達活動と同じくらい若者の居場所作り活動を重要視していきたいと思います。これからも地域の問題に真摯に向き合っていきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。最後まで読んでいただきありがとうございます。