“社会を明るくする運動”って?
戦後の荒廃した中にあって、かねてから街にあふれていた子どもたちの将来を危惧していた東京・銀座商店街の有志が、更生保護の思いに共鳴し、1949年(昭和24年)7月13日から1週間「犯罪者予防更生法実施記念フェアー(銀座フェアー)を開催したことが、この運動の始まりとされています。
“社会を明るくする運動”は、すべての国民が、犯罪や非行の防止と犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な運動です。強調月間である7月を中心に、1年を通じて広く周知し、理解を深めてもらうための取組を実施します。尼崎市では、同運動推進委員長は松本眞市長、実行委員は尼崎市保護司会の保護司が務めています。
中央集会
令和6年7月6日、第74回“社会を明るくする運動”尼崎市中央集会が昨年同様、JR尼崎駅北側Q’sモール2階屋外広場Q’sパークにて開催されました。去年と打って変わって晴天、熱中症の心配もありましたが、尼崎市少年音楽隊の皆さんは元気いっぱい! 今年度は春先からの練習も十分とのことで素晴しい演奏・演技を披露してくれました。JR尼崎駅につづく2階回廊をパレードした時は、昨年より多くの市民の皆さまにアピールできました。松本眞市長は当日全国市長会に出席されたため、吹野順次副市長に「一日保護司会長」をお願いし、タスキをかけた副市長の先導で、演奏・演技を続けながらパレードをしました。当日の様子がケーブルテレビでも紹介されました。
昨年も今年も、地元潮江町会から多大なご支援をいただき、保護司会一同、心より感謝申し上げます。さらにケーブルテレビ放送の最後に登場しますが、社会を明るくする運動のシンボルマークである「幸福(しあわせ)の黄色い羽根」にちなんで尼崎城が黄色にライトアップされました。多方面から応援をいただき、保護司会一同、感謝の気持ちでいっぱいになり、日頃の疲れも吹き飛びました。
2024 第74回“社会を明るくする運動”作文コンテスト
令和6年10月12日、第74回“社会を明るくする運動”実績報告会を、中央北生涯学習プラザにおいて開催しました。協賛標語パネルを長年にわたりご協力いただいた事業所様や個人様への感謝状授与や、作文コンテスト優秀作品受賞者の表彰を行い、その後4人の受賞者による朗読をしていただきました。力作揃いの作文をお聞ききください。
2023 社明作文コンテスト みんなのあま咲き放送局 放送
令和5年度の優秀作品を、ご本人の朗読により「みんなのあま咲き放送局」から放送し、市内の全小・中学校でも校内放送をお願いしました。
地区集会、ミニ集会
中央集会に続き、7月~10月にかけて各分会で地区集会が開かれました。
最近は講演会が主流ですが、以前は映画会やケース研究会が開かれたこともありました。
大庄分会では独自のプログラムを実施し、地区内2中学校で朝のあいさつ運動、授業参観、1年生向けのミニ講演会(薬物、SNSに潜む危険性、ゲーム依存症に関する話等々)を実施しています。
これらの大規模集会とは別に、保護司数人で学校や地域、身近な人たちとの集まりを持ち、保護司の仕事を紹介、更生保護活動への理解・協力をお願いするミニ集会も開いています。
“社会を明るくする運動”標語協賛パネル
以前、他市の保護司さんから「尼崎市内にはパネルが多いですね! あちらこちらに掲示されているのを見てびっくりしました」と伺ったことがあります。毎年、多くの会社、店舗、社会福祉協会、マンション等、また個人の方々から協賛いただきまして、保護司一同大変心強く思い、感謝申し上げております。協賛金は保護司会の活動資金として活用させていただいております。毎年10月下旬に、その年の“社会を明るくする運動”実績報告会を開き、報告書を出しています。

