第3回投稿

みなさんこんにちは!イルカ兄さんです。尼崎BBS会員として本日も活動しています!保護司を目指す私にとって、様々な視点から情報を仕入れてみたいです。本日は、更生保護の活動に欠かせない、事務の方にお話を伺うことができました。事務の方ですので、実際に対象者と関わることはあまりないようですが、保護司とはまた違う視点で更生保護の実情を話していただきます。

こんにちは、尼崎市保護司会で、主に事務職を担当しています。尼崎市の更生保護の現状について、何か質問があればお答えしますよ。

はい、沢山知りたいことがあります。まず初めに!更生保護の活動にご興味を持ったのはいつ頃ですか。

父が保護司をしていました。幼かった私は知りませんでしたが、父に用事があって来られている人(保護観察対象者)は、父が帰って来るまで遊んでくれる、優しい大きいお兄ちゃん。時々父と仕事場のガソリンスタンドに行ったときも、笑顔で迎えてくれる実の兄より年上の優しいお兄ちゃんと思っていました。
当時はご近所の方々に、保護司であると知られないようにして下さいとの風潮があった時代です。

えぇ、そんなルールがあったんですね!なんか潜入捜査官みたいですね。

今ではそういう風潮は無くなっています。保護司のなり手を増やすには、あまり便利なルールではないですからね。今は保護司であることを秘匿するということはしないようです。

他にも昔と比べて変わったことはありますか。

面接の場所ですね。今でも、自宅に対象者を招くという方法が一般的ですが
ここ最近では、公民館等の公共施設で面接するということが増えてきています。

対象者への配慮でしょうか。私だったら、他の人の家は少し緊張するな〜といった印象があります。

それもあるでしょうが、やはり保護司のプライベートの場所を確保することにあります。毎回となると、場所の設定は難しいですからね!
最初は家での面接で問題なくても、途中から変更したい場合なども出てくるかと思います。
また、公共の場で行うことで、地域からの理解を得るきっかけ作りにもなります。

なるほど!良い変化ですね!全く知りませんでした。地域というワードが出てきましたが、全国各地の非行・犯罪歴がある人が来るのではないのですか。

更生保護は、地域の中で行われるものです。対象者を取り巻く地域社会の事情を知っている人がいないとダメなので、そこはかなり重要なポイントでしょう。対象者からすると、地元の人と話すことができる良い機会です。同じ地域に住む保護司が根気強く保護活動を続ければ、有意義なものになるでしょう。

地元の人は、住んでいる環境で大体のことが分かると言いますもんね。
よく行くスーパーが一緒とか、接点が持てそうです。

そうです。共通点ができて話がしやすいですし、やっぱり地元の保護司が担当するというのは大事なポイントですね。

非常に勉強になります。同じ地域に長く住んでいるだけで、保護司としての条件が満たせますね!社会問題って色々あると思いますが、地域の課題に直接アプローチできる保護司、本当に素敵です。ご教授いただきありがとうございました。

環境問題や、貧困問題もですが、自分たちが決心して何かアクションを起こすことができるのがボランティアです。今はBBSとして貢献していただいておりますが、これからは保護司の楽しさというのも知ってくださいね。地元愛を活かせる、心温まるボランティアです。

はい、私は尼崎が大好きなので、ぜひ時間をかけて勉強していきたいです。改めまして、中の人、インタビューを受けていただきありがとうございました。