
2025年7月5日(土)、あまがさきキューズモール2階のキューズパークにて、「第75回“社会を明るくする運動”尼崎市中央集会」が盛大に開催されました。夏空の下、多くの市民が集い、地域の安全と更生支援の重要性を再認識する一日となりました。
開催に際しては、あまがさきキューズモール、近隣の潮江社会福祉連絡協議会、尼崎東警察署からも多大なご支援・ご協力をいただき、3年連続の盛大な集会となりました。イベントを盛り上げた尼崎市少年音楽隊の隊員・関係者、そして暑さに負けずご参集の皆さま、歩道橋の上で応援してくださった方々に元気をいただきました。
今年は戦後80年、昭和100年です。世の中には昭和を知らない世代が増えていますが、今から75年前、戦後の荒廃した社会の中で、頼る人がいない、路上にあふれる子どもたちに手を差し伸べた『東京銀座商店街有志』の活動が発端となり、この“社会を明るくする運動”が生まれました。この運動を通して、更生保護活動※を一人でも多くの方に知っていただき、犯罪や非行をした人を再び社会の一員として生活できるよう温かく迎え入れる、立ち直ろうと決意した人を社会で受け入れていくきっかけになれば、と願います。
また、安全・安心な暮らしは、すべての人の願いです。犯罪や非行をする人を生み出さない家庭や地域づくりがとても大切です。この“社会を明るくする運動”を知り、それぞれの立場から、安全・安心なまちづくりにご協力をよろしくお願い致します。
現在、尼崎市では171名の保護司が活動しています。犯罪や非行からの立ち直りを支え、寄り添い、人と人とのつながりを育んでいく更生保護活動※の精神を大切に思い、全員が協力し活動しています
音楽と希望で幕開け

オープニングは、尼崎市少年音楽隊によるトランペット演奏とバトン演技。『最高到達点』や『レッド リバー バレー』など、力強くも爽やかな旋律が会場を包みました。ファンファーレに続き、バトン隊の華やかな演技『ライラック』『joy-ride』も披露され、観客からは拍手が沸き起こりました。
関係者の想いが込められた式典

開会のことばに続いて、実行委員長、神戸保護観察所長からそれぞれ挨拶がありました。
その後、松本 眞(まつもとしん)尼崎市長へ一日保護司会長の委嘱状が交付され、一日保護司会長として挨拶をいただきました。
地域で犯罪や非行を防ぐために何ができるのか、その大切さが改めて語られました。
会場を巡るパレードも

集会の後半には、参加者によるパレードが実施されました。キューズパークからJR尼崎駅北側デッキへと、時計回りに一周。市民へ“明るい社会づくり”のメッセージを可視化しながら発信しました。
黄色い羽根のライトアップ

7月は”社会を明るくする運動”強調月間。これに合わせて、尼崎城が7月1日から27日までイエローにライトアップされています。これは、昭和の名作映画『幸福の黄色いハンカチ』のモチーフにもなった「黄色い羽根」にちなみ、社会復帰を支えるあたたかい地域の象徴として用いられています。
無料の相談窓口も開設
同日午後には、「青少年問題に関する無料相談所」も開設されました。場所は尼崎市更生保護センター(北城内48-2)。専門のカウンセラーが、非行や家庭内の課題などに親身に対応。市民の不安や悩みに寄り添う場として活用されました。
地域で支え合う力を、次の世代へ
"社会を明るくする運動"は、単なるイベントではありません。人と人が支え合い、誰もがやり直せる社会をつくるための、地域ぐるみの取り組みです。75回という歴史は、まさにその積み重ねの証です。
「未来の子どもたちが安心して暮らせる街をめざして」これからも、こうした運動の意義を、地域全体で伝え続けていきたいものです。
※更生保護活動:犯罪や非行をした人が再び罪を犯すことを防ぎ、社会の一員として立ち直ることを支援する活動。具体的には、保護観察や更生緊急保護、犯罪予防活動など、様々な方法で、犯罪や非行をした人の立ち直りを支え、安全で安心な地域社会の実現を目指します。
